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お客様の声

結婚指輪 ( 手作り )

華やかさと温かさと。イエローゴールドの手作り結婚指輪

I様ご夫婦 【千葉】 2025年9月28日

『地金を叩いて作り上げる、鍛造製法』

今回ご紹介するお客様は、ご結婚指輪の手作りコースにてご来店いただいたお二人。金属の棒を熱したり叩いたりしながら形を作り上げていく鍛造と呼ばれる製法で指輪をお作りいただきました。

お写真はそんな鍛造製法を用いて指輪作りをしているお二人の体験の一コマ。お二人の指輪が完成するまでのご様子をここからは紹介していきたいと思います。

『スタートの記念にパチリ!』

材料の準備ができたら、いよいよお二人の指輪作り体験がスタートいたします!お揃いのエプロンに身を包み、それぞれの指輪の元となる金属の棒を手に持って記念に撮影いたしました。この真っ直ぐな棒の状態からどのように指輪の完成まで変化してくのか、今から楽しみですね♪

『金属に熱を加え、指輪作りが始まっていきます』

まず初めにガスバーナーを使い”焼きなまし”という作業を行っていただきました。熱を加えることで金属の組織をほぐし、後の曲げたり叩いたり…といった、力を加える作業がしやすい状態を作っていきます。

『少しの緊張とワクワク感とを』

先ほどガスバーナーで温めた材料を、専用の工具を使って輪っかの形にしていきます。金属はとても頑丈でタフな素材ではありますが、慣れない作業に”一生に一度の結婚指輪を作っている”というプレッシャーも相まって少し緊張した面持ちに。

maroiに指輪を作りにきてくださる皆様同様に、やっぱり初めは少し緊張されています。そばでしっかりと職人がお二人のサポートをいたしますので、どうか当日は肩の力を抜いて純粋にものづくりを楽しみにながらお過ごしいただけたらと思います◎体験中気になることなどありましたら、どうぞお気軽にお聞きくださいね。

『音色と共に変化する指輪のシルエット』

トントントン…とアトリエに響くハンマーの音色。初めは歪な形をしていたお二人の指輪も、回数を重ねて叩いていくとどんどん綺麗な丸の形へ変化していきます。

ちなみに余談ですがこの指輪を叩く音、歪な輪っかを叩くのと隙間のない綺麗な輪の形を叩くのとでも、実は音色が結構変わります。体験中は是非その音の変化にも注目して作業を進めてみてくださいね!

『愛着を育てる 二人だけの特別な指輪』

モノに対する愛着が育まれる瞬間。色々な解釈があると思いますがそのもの自体のバックボーンや作られるまでの過程を知ったり、誰かと共有した特別なエピソードが宿っていたり。また自分自身の手を動かして作り上げていくことでより愛着が深まったという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

日々身につける結婚指輪だからこそ見る度に絆が深まるような、愛着のもてる結婚指輪であって欲しい。maroiにお越しくださった皆様にそう感じてもらえるよう、日々ブライダルリングのご案内をさせていただいております。

『さらなる指輪の輝きを追い求めて』

ここまでお二人にはあらゆる形状のやすりを使って、形作りや傷取りなどの作業を進めていただきました。最後はキラキラと指輪を輝かせるため、より目の細かな研磨剤を使って丁寧に磨いていきます。

高速で回転する研磨機に指輪をサッと押し当てて磨いていきます。摩擦で指輪が熱くなったり、気を抜くと指輪が引っ張られて飛んでいってしまうことも(!)。職人の説明を受けながら、お二人とも上手に指輪を磨くことができていらっしゃいました。指輪の完成がいよいよ見えてきましたね。

『自分たちで作り上げた、唯一無二の結婚指輪へ』

沢山の工程を経て、いよいよお二人の結婚指輪が完成いたしました。最後まで一生懸命作業に取り組まれたお二人。本当にお疲れ様でした!

イエローゴールドの華やかで美しい輝きが眩いですね。これもお二人が手を抜くことなくしっかりと丁寧にものづくりに向き合って磨いていったからこそ。金属のキラリとした質感が特徴のクリアな仕上げと、肌馴染みのいいイエローゴールドの色味が見事に調和した、とても素敵な結婚指輪が完成いたしました。

『maroiからお二人へ。特別な三つのおもてなし』

結婚指輪をご製作いただいたお客様へ、maroiでは「小さな結婚式」というコンセプトのもと三つのおもてなしをご用意しております。一つは製作後のカフェタイム、残り二つはお二人の似顔絵とオリジナルのドライフラワーブーケのプレゼントです。

今回はお二人のご要望に合わせてドレスアップした姿のご夫婦を似顔絵に描かせていただきました◎温かな色合いのピンクをふんだんに使い、二人の作られた結婚指輪のように柔らかさと華やかさを兼ね備えたドライフラワーブーケとなったのではないでしょうか。


この度は大切なご結婚指輪をmaroiでご制作いただき、ありがとうございました。

お二人が今回作られた結婚指輪とともに、いつまでも明るく輝かしい日々が続いていきますように。


【制作サポート】

 小椋 啓司

【似顔絵・ブーケ制作】

 小椋 歩

完成した指輪