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お客様の声

結婚指輪 ( 手作り )

瞬く星のように煌めく、メビウスの手作り結婚指輪

I様ご夫婦 【千葉】 2023年10月19日

『耐久性に優れた、5つの金属をご用意』

結婚指輪のご制作にあたり、皆様多く悩まれるのが「どの金属の素材で作るか」。ひとえに金属といってもプラチナやゴールド、シルバーなど様々な種類があり、実際にmaroiでもご結婚指輪のコースですとプラチナの他に4種類のゴールド素材を取り扱っています。

今回ご紹介いたしますお二人も、プラチナの他にホワイトゴールド、ピンクゴールドと複数の素材で迷われていらっしゃいました。ご相談の中で最終的に指輪のデザインと色味の相性や肌に身につけた時の佇まいを大切にされたお二人は、今回お揃いのプラチナ素材をお選びになりました。

長く身につけることとなる大切な結婚指輪。どの素材で作ったら良いのかギリギリまで悩んでしまうお気持ち…とてもよくわかります。maroiでは各素材のリングサンプルもご用意しておりますので、実際にお手元につけた時の肌馴染みの良さで選んで頂くのも良いかと思います。また各素材の特性などを知った上で決めたい、という方も是非ご来店の際お気軽にご相談くださいませ。

『炎の中で真っ赤に色づくプラチナ』

maroiでは一本の棒材から指輪を作る鍛造(たんぞう)という技法を用いて、本格的な指輪作りを体験して頂けます。

その工程の中で非常に重要なのが「焼きなまし」と呼ばれる作業。金属を高温に温めてから水などにつけて急激に冷やし、金属を柔らかい状態へ変化させる作業のことをそのように呼んでいます。

お二人ともガスバーナーをしっかりと握り、プラチナの材料が柔らかくなるまでしっかりと加工して頂きました。焼きなましや溶接は、普段なかなか経験することの少ないドキドキの作業だったかと思います。お二人とも、大変お疲れ様でした!

『棒から輪の形へ。シルエットの変化』

焼きなましの作業が終われば、次はいよいよ真っ直ぐだった棒の形を丸い輪っかの形へと曲げていく作業です。

「結構硬い!」「もう少し曲げられるかな?」とお互いに確認し合いながら慎重に進められていましたね。

『指輪を叩く軽快な二つの音色』

溶接をしたばかりの状態の指輪は、まだまだ歪な形しています。まだまだ指輪のまん丸の形のイメージとはかけ離れた状態ですので、ここからは指輪の表面をハンマーで叩き綺麗な丸い形に整える作業へ。

トントン、カンカン…とお二人の指輪を叩く音色がアトリエの中に柔らかく響き渡ります。

ハンマーで叩く作業が終わる頃には、スタートの時とは見違えるほどまん丸のシルエットに姿を変えていましたね。

『二人で作った、今日という日の思い出』

指輪のシルエットが丸くなってからも、お二人の結婚指輪が出来上がるまでの間には実はいくつもの工程が。そのうちの一つとして、とっても大切なのが磨きの工程です。

指輪を曲げたり叩いたりした時に付いてしまった細かな傷や汚れが残らぬように。指輪の表面にスポンジ状のヤスリを当てて隅々まで磨いていきます。

やすりがけは前半行なってきた作業に比べると、すぐに目に見える大きな変化がある訳ではなく、まさにコツコツと地道な作業の積み重ね。集中力を維持するのも大変な作業の連続ですが…お二人ともお互いのことを気に掛け合いながら、頑張って手を動かし続けていましたね。

こうしてお二人で一緒に努力を積み重ねた時間が、これからも大切な思い出になりますように。

『指輪の完成まであと少し』

いよいよ指輪作りも終盤へ。最後は指輪の内側を磨いていきます。

お二人に長くお使いいただく結婚指輪だからこそ、着け心地にもしっかりこだわりを。指輪の内側も丸く整えた後は指に触れる部分に角が当たらないように丁寧に仕上げ、最後は専用の機械を使って光沢が出るまで磨いていきます。

『キラキラ輝く星達を散りばめた、手作り結婚指輪』

ご制作、大変お疲れ様でした。

心を込めて作り上げた、お二人の特別な結婚指輪の完成です!

正面のメビウスデザインの部分にはスターダスト仕上げを施し、まるで小さな星を散りばめたようなキラキラとしたテクスチャーを加えました。またそれぞれアームの部分を旦那様はマット仕上げに、奥様はツヤ有りの仕上げにしそれぞれのお好みに合わせた雰囲気にまとまりましたね。

『指輪と共に。maroiのおもてなし』

完成した指輪と共に、maroiからもお二人へ世界に一つだけの贈り物。

温かな春の訪れを連想させるような、ピンク色のお花をふんだんに使ったドライフラワーブーケをお仕立ていたしました。

またブーケのお色味に合わせたドレスアップバージョンにて似顔絵をご用意させて頂きました。お二人のこれからの生活を彩る存在となりましたら幸いです。


この度は大切なご結婚指輪をmaroiでご制作いただき、ありがとうございました。

これから人生を共に歩むお二人にとってmaroiで過ごした時間、そして二人で作り上げた結婚指輪がかけがえのないものとなることを祈っています。


【制作サポート】

 小椋 啓司

【似顔絵・ブーケ制作】

 小椋 歩

 

完成した指輪