温もりあふれるアンティーク調の手作り結婚指輪
『長く愛せる、二人だけの結婚指輪』
今回ご紹介するのは、手作りコースにて結婚指輪をご制作いただいたお客様です。
お二人が結婚指輪を選ぶにあたって大切にされたのは、長く使うものだからこそ落ち着いた雰囲気を持ったもの。トレンドに左右されることなくいつまでも大事にお使いいただけるような、そんな結婚指輪をお二人の手で作り上げていただきました。
『またとない貴重な体験を』
お客様が体験で使用していく道具や設備は、職人が実際に指輪を制作する時にも使用するプロ仕様のものばかり。当日はご相談から指輪の完成まで約2〜3時間と決して短い時間ではありませんが、maroiでの手作り体験を選ばれたお客様に「自分の手で作り上げた」という他の何にも代え難い価値を指輪作り体験を通じ感じていただきたいと思っています。
『メビウスの形も自らの手で』
お二人が作る、捻りの造形がアクセントともなるメビウスデザインの指輪ですが…捻り部分は削ったりする訳ではなく、実際に180°ぐるりと材料を反転させて作っていきます!バイスと呼ばれる手のひらサイズの固定器具に材料の両端を挟み込み、慎重に曲げていきます…!
旦那様が作業を終え、今度は奥様の番へ。少し緊張されながらも丁寧に作業を進めていく姿を、スタッフと旦那様カメラの二台体制でパチリ♪体験当日の空気感が伝わるお写真を沢山撮らせていただきました。ありがとうございました◎
『どんどん綺麗な指輪に姿を変えていきます』
真っ直ぐな棒の状態でメビウスの形が出来上がったら、ここからは輪っかの形を作り、溶接し、綺麗な丸い形に整えていく作業へと移っていきます。
綺麗な丸い形に整えるには、芯金(しんがね)と呼ばれる鉄の棒に指輪を通して木槌で叩いて歪みをとっていきます。こうすることで歪だった指輪の形も真円がしっかりと出て見違える美しい形になりますし、叩かれることで硬化し衝撃に強く丈夫な指輪に。とっても大切な作業になります!
『”過程”まで楽しめるのは、手作りならでは』
お二人が指輪の状態をチェックする姿を、パチリ!
作業するごとに指輪がどんどん綺麗になっていくのはとても嬉しいですよね。そんなお互いの指輪を見て嬉しそうにされているお客様を見て、私達も日々こうした形でものづくりに関われていることに喜びを感じています。
また使う道具によって目指していく状態や、作業の効果はそれぞれ。当日は色々な作業を行いますので、完成した指輪だけでなく出来上がるまでの”過程”も共に楽しんでいただけたらと思います。
『長く大切に使い込んだような、味わいのある表情に』
お二人が作る結婚指輪は、スコッチ仕上げといって表面に敢えてヤスリで細かな傷を付けマットな風合いを出していきます。煌びやかになり過ぎずヴィンテージ感のある仕上げ方法で、傷が目立ちにくいという嬉しいメリットも。身につけた瞬間からまるで長くまとってきたかのような肌馴染みの良さもあり、ゴージャスな雰囲気よりもナチュラルな装いが好きといういう方にもおすすめの加工ですよ◎
『見えないところまで丁寧に』
最後は指輪の内側をしっかりと磨き上げて完成を目指します。指輪の内側は普段身に付けている時は見えない部分になりますが、凸凹があったりバリが残ってしまっていると着け心地にもかなり違いが出てきますので油断大敵です…!しっかりと磨いてあげることで、抜群の付け心地が待っています♪
『優しく手に馴染む結婚指輪の完成です』
お二人の想いがこもった、こだわりの結婚指輪の完成です!
どんな指輪にしようか、刻印は何を入れようか…一緒に沢山悩まれた時間も、お二人にとって大切な財産の一つになったことと思います。ぜひ今日の体験の思い出が沢山詰まった結婚指輪、これからも末長く大切にお使いいただけたらと思います。
『プラチナの穏やかな美しい輝きを添えて』
お二人が作った結婚指輪をお預かりして、指輪の内側にオリジナルの刻印と奥様の指輪にはダイヤモンドを石留めいたしました。最終仕上げをアンティークな雰囲気にされたことで、淡く穏やかに反射する指輪の表面と内側の眩い鏡面仕上げが程良いコントラストとなりましたね。
maroiオリジナルの似顔絵はご希望に合わせお揃いのTシャツ姿で。指輪のお渡し時期が秋口でしたので、季節感も取り入れた花材のラインナップで優しいピンクカラーのドライフラワーブーケをお仕立ていたしました。
この度はご来店頂きありがとうございました。
お二人が作られた結婚指輪のように、これから進む未来がいつまでも輝かしいものでありますように。
【制作サポート】
小椋 啓司
【似顔絵・ブーケ制作】
小椋 歩
完成した指輪