槌目模様が溶け込んだ、メビウスの手作り結婚指輪
『模様と造形、二つの個性を織り交ぜて』
二人が結婚指輪に選んだのは、きらりと槌目模様が添えられた、ホワイトゴールドのメビウスリングです。
地金を180°ぐるりとひねりを加えたメビウスのデザインは、立体感もあり身につけた時に程よいアクセントに。奥様の指輪にはひねり部分へダイヤモンドを3石留めて、より華やかな輝きをまとった仕上がりになりました。
捻りを作り出す工程や槌目を入れる作業など、一見難しそうに感じるところもお二人に頑張って作り上げて頂きました◎ここからはそんなお二人の努力の結晶とも言える、素敵な結婚指輪が完成するまでの体験風景をご紹介したいと思います。
『ホワイトゴールドの穏やかな輝きと共に』
結婚指輪の素材選びにあたり、プラチナやホワイトゴールドといったシルバー系のお色味で悩まれる方は結構多くいらっしゃいます。どちらも変色や錆などに強い耐性を持ち、長く身につける結婚指輪としては非常に適している素材です。
そんな二つの地金の大きな違いは、素材そのものの色味。プラチナは深いコントラストの効いた輝きを持ち、どちらかというとモノトーンに近い色合いで、指輪の存在感を際立たせてくれるイメージのシルバーカラーです。一方ホワイトゴールドは、ゴールドと名がつく通り少し黄味がかったシルバーカラーとなっており、優しく手元に馴染むカラーリングとなっております。
お二人は今回ホワイトゴールドの素材をお揃いで選ばれました。お二人の手元にスッとよく馴染んでくれる、温かな風合いの指輪になりましたね。
『緊張感高まる、バーナーワーク』
高温の炎が出るガスバーナーを使って、指輪の元となるホワイトゴールドの棒材を温めていきます。お仕事や学生時代に使ったことがある!という方も中にはいらっしゃいますが、基本的にガスバーナー自体にあまり馴染みのない方が多いのではないでしょうか?お二人とも少し緊張されつつもしっかりと職人の説明通りに作業されていらっしゃいましたね。
『笑顔が溢れる瞬間をパチリ』
指輪作り体験にいらっしゃるお客様は、ほとんどの方が初めてでいらっしゃることが多いです。
「どんなことをするのかな?」「うまくできなかったらどうしよう…」初めてのことですからわからないことや不安に思う気持ちももちろんあると思います。
maroiの結婚指輪作り体験では、職人がお二人が行う工程をそばでサポートしながら体験を進めていきますのでご安心ください。折角のまたとない貴重な体験ですので、お客様には非日常を味わうような新鮮な気持ちで、またリラックスしてお楽しみいただけたらと思います◎
『アトリエに響く様々な音色』
お二人が一生懸命作業する音が、静かなアトリエの中に響き渡ります。
トントントン・・・と軽快なメロディが広がり、お二人が指輪を叩いて綺麗な丸い形に仕上がっていく様子が音色からも伝わってきます♪またスポンジ状のヤスリを使って指輪をゴシゴシと磨く音も、何とも言えない心地のいい音でスタッフも思わず聞き入ってしまいました。
上記の作業に限らず工房内には常に様々な道具で作業する音に溢れています。体験当日は音にも気を配ってみると、普段は中々聞くことのない新しい音の発見があるかもしれませんね。
『二人で作る、たった一つの槌目模様』
指輪の表面にハンマーでテクスチャーをつけていくこちらの作業。結婚指輪に槌目模様を加えたデザインを選んだ先輩カップルの皆様も「一番楽しかったです!」とよくおっしゃっていただくことが多いように感じます。
どんな模様が入るのかはお二人の力加減やハンマーの当たる角度次第。お二人の想いを込めて一槌ずつ、どうぞ楽しみながら世界に一つだけの模様を完成させてあげてください。
『指輪の内側に煌めきを』
ここからは指輪の仕上げの作業へと進んでいきます。
完成後刻印が入る指輪の内側は、ピカピカに磨き上げることで刻印の視認性を高めたり、つけた時のなめらかさが際立ちます。作業の終盤ともなると疲れも蓄積してくるかと思いますが、お二人ともしっかりとした手つきで磨けていらっしゃいましたね。
『いよいよ完成間近、抜群の輝きへ』
最後は指輪の表面を専用の機械を使って綺麗に磨いていきます。
奥様の指輪の表面をキラキラに仕上げていく旦那様。強く押し当てすぎてしまうと模様が薄くなってしまうので、力加減も慎重に見ながら作業を進めていただきました。
旦那様の作業風景をパチリ。お相手を大切に思う気持ちが、指輪を磨く真剣な表情からもよく伝わってきます。お二人が和やかに話している時とも違う、指輪の完成間近のドキドキと緊張が入り混じる表情が見られるのも手作り体験ならではなのではないでしょうか。
『maroiからお二人へ。唯一無二のプレゼント』
お二人の結婚指輪に、刻印と石留めを施して。完成した指輪と共に、maroiではお二人の似顔絵とブーケの記念品をお送りしております。
ちなみに今回二人の結婚指輪ですが、旦那様は艶消し仕上げ、奥様は鏡面仕上げをお選びいただきました。長い年月とともに少しづつ経年変化を遂げていく指輪の風合いを、是非共に楽しみながら長く大切にお使いくださいませ。
世界に一つだけの模様が入った結婚指輪が、お二人がこれから歩む未来を優しく照らしてくれますように。この度はご来店ありがとうございました。
【制作サポート】
【似顔絵・ブーケ制作】
完成した指輪