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お客様の声

結婚指輪 ( 手作り )

手書きの刻印を入れた、世界に一つだけの手作り結婚指輪

A様・Y様 【千葉】 2024年11月21日

『誰とも被ることのない、唯一無二のものへ』

結婚指輪を購入するにあたって「手書きのイラストを指輪に刻印したい!」と考えられたお客様。指輪の制作と並行しながら刻印のイラストデザインまで全てがお二人の手作りに。刻印内容を考える時間も含めて、お二人にとってはかけがえのないひとときになったのではないでしょうか。そんなお二人のこだわりが随所に散りばめられた、素敵な結婚指輪が完成するまでをご紹介していきたいと思います。

『指輪作りに欠かせない道具と共に、パチリ!』

お二人が手に持つのは、指輪作り専用の工具です。約3時間の体験時間の中で、「曲げる」「叩く」「ねじる」…と様々な作業を体験していただくのですが、どれも目的に沿った道具をしっかりと選定して作業していきます。お二人が持っているこれらの道具も体験のどこかで必ず登場するものになりますので、「一体どこで使うのかな?」と是非予想しながらご覧くださいませ◎

『ガスバーナーを使った本格的な体験』

お二人がまず初めに行っていくのが、ガスバーナーの火で材料を熱していく作業になります。プラチナの材料が真っ赤になるまで、バーナーの鋭い火で熱して頂きました。

『”永遠”を意味するメビウスの形』

今回お二人が選んだのは、指輪のセンター部分を起点に180°ぐるりと回転させたねじりのデザイン。一見ストレートなシルエットではありますが、地金を反転させることによって立体感が生まれますので、全体的に動きのあるデザインとなるのが特徴です。

そんなねじりの作業も、maroiではお客様ご自身に体験をしていただいております。順番を決めて、それぞれお互いが作業するご様子をスマホでパチリ!お相手のいつもとは少し違う、職人さながら(!?)な表情も写真に納められましたね◎

『二人だけの時間を存分に楽しんで』

maroiの手作り指輪体験は完全予約制、同時間帯1組さまの貸し切り空間。周りの目を気にすることなく、お二人にとって心地のいい空気感で過ごしていただきたいという思いからこのような予約の形をオープン当初から続けています。

「沢山写真を残して欲しい」「せっかくだからものづくりのことを色々聞いてみたい」…などご希望がございましたら、是非気軽にお申し付けくださいませ。結婚指輪そのものだけでなく、指輪が完成するまでの間もお二人にとって最高の時間となるように私たちも精一杯サポートしてまいります◎

『ハンマーを打つ度に、思いを込めて』

指輪を叩いて綺麗な丸い形を目指していく「真円出し」と呼ばれるこちらの作業。歪だった輪の形がどんどん丸い形に変化していくのがこの作業の非常に面白い所です。一回一回叩く度にお二人とも指輪をじっと見つめて、形の変化をよく観察されていらっしゃいましたね。後半は完全な丸い形を目指して、隙間が残っていないかも確認しながら作業を進めていきます。

『ひたすら手を動かして。夢中になれる瞬間を』

指輪作りは、沢山の道具を用いてコツコツとした作業の積み重ねの連続。それはきっと指輪に限ったことではなく、何かを一から作り上げるには幾度とないトライアンドエラーと沢山の小さな作業の積み重ねによって完成していくのだと思います。

指輪を手作りにしようと思われたきっかけはきっと様々かと思いますが、せっかくですからmaroiでの体験がものづくりの面白さに触れるきっかけになれば嬉しいです。

『一瞬も見逃せない、作業の総仕上げ』

指輪の内側を専用の機械を使って綺麗に磨いていきます。高速で回転する器具に少しドキドキしたご様子でしたが、お二人とも手を止めることなく丁寧に磨かれていらっしゃいました。

最後は指輪の表面全体をピカピカに磨き上げていく作業です。じっと指輪を見つめながら慎重に作業されるお二人。回数を重ねるごとに、どんどんお二人の指輪が綺麗に輝いていくのがよくわかります。

『お好みの輝きを指輪に宿して』

長い時間にわたる作業、大変お疲れ様でした!

完成した指輪をお預かりして、内側の刻印と合わせてねじり部分にも追加のオプションを加工いたしました。奥様の指輪にはダイヤモンドを石留めし、旦那様の指輪の表面を”スターダスト仕上げ”というキラキラとした荒目のテクスチャーで艶消し加工を施しました。

ダイヤモンドの輝きと地金そのもののテクスチャーの輝き、どちらもそれぞれ異なる質感の美しさを持っています。お揃いの形と素材を選びながら、ねじり部分の仕上げに関しては二人がそれぞれ気に入ったものを大切に。自分自身の「好き」をしっかり詰め込んだ、お二人だけの結婚指輪が完成です。

『体験の日の二人をオリジナルの似顔絵に』

お預かりした指輪の加工が完成するまでの間に、オリジナルの似顔絵とブーケをご準備いたしました。指輪作り体験当日のお二人の雰囲気を思い返しながら、ハンマーを構えたクラフトマンのスタイルでお仕立てを。今日という日を忘れずに、是非maroiで過ごした1日を思い出していただくきっかけになりましたら嬉しいです。


アトリエまで直接お受け取りにいらしてくださったお二人。加工を終え完成したばかりの指輪を着けていただき、最後に記念撮影をパチリ*とても幸せそうなお二人の笑顔に、こちらまで嬉しくなってしまいました。

この度はご来店誠にありがとうございました。またいつの日にか、お二人にお会いできる日を楽しみにしております。


【制作サポート】

 小椋 啓司

【似顔絵・ブーケ制作】

 小椋 歩

完成した指輪