結婚指輪（手作りオーダー）

手作りとオーダーメイドで、自分達らしい結婚指輪

N様・T様【千葉】 2024年3月31日

『二つのカラーを使ったコンビネーションリング』

今回は手作り、オーダーメイドの二つのコースを選んで結婚指輪をご制作されたお客様をご紹介いたします。

ねじりのデザインを取り入れた、お揃いの結婚指輪。奥様の指輪には二つの金属を組み合わせたコンビネーションカラーを、とのご希望があったことからこちらはオーダーメイドでの作成に。

ホワイトゴールドを基調とした甲丸型の指輪に、ねじりが加わったデザインに仕上げたお二人のご結婚指輪。奥様の指輪（写真右）のねじりの部分にはグリーンゴールドをセレクトし、二色のカラーリングを同時にお楽しみいただける可愛らしい印象の指輪に仕上がりました。

一方旦那様のご結婚指輪はホワイトゴールドの単色カラーでの制作をご希望でしたので、こちらは奥様の見守る中、実際に手作りコースにてご製作いただきました。

『指輪が出来るまでの工程を間近で楽しんで』

手作りコースの場合、スタートは真っ直ぐな棒の状態から。旦那様の指輪の材料を奥様が手に持って、記念に「「ハイチーズ！」」

沢山の工程を踏んで、この棒の状態から最終的に綺麗な指輪になっていくのが今から楽しみですね◎

『積み重ねた作業が愛着となって』

左側の写真で旦那様が行っているのは「焼きなまし」といって、金属をバーナーの火で高温に熱したのちに急冷を加えることで、金属を柔らかく変化させる効果があります。ホワイトゴールドはやや明るいオレンジ色になるまでしっかりと火を当て続ける必要がありますので、慎重に色の変化を見ながらバーナーを当て続ける旦那様。開始早々に火を使った作業があり、少し緊張感もあったのではないでしょうか。

また焼きなましで材料を柔らかくしたあとは、棒の状態から輪っかの形へと丸めて頂きました。奥様がそっと見守る中、旦那様も真剣な表情で一生懸命作業されていらっしゃいましたね。

『アトリエに響く軽快なメロディ』

溶接をした指輪は、棒から輪っかの形になったとはいえ、まだまだ歪なおまんじゅうのような形。ここからは木製のハンマーと芯金（しんがね）と呼ばれる硬い鉄でできた棒を使い、指輪らしい綺麗なまんまるの形を目指していきます。

奥様のカメラと二台体制で旦那様の作業風景をパチリ。エプロンを身につけてトントントン…と指輪を叩くその姿は、まさしく職人のよう。叩く度に綺麗な指輪の形に変化していくのがわかり、綺麗なまん丸の形が出来上がった時は思わずお二人も笑顔がこぼれていらっしゃいましたね。

指輪が綺麗な丸い形になると、初めの頃と比べてだいぶ完成イメージも見えてきたのではないでしょうか？

ここからは磨く作業の連続で、まずは指輪の外側から。指輪を身につけたときに一番よく目に入る指輪の外側は、しっかりと気合いを入れて磨く必要があります。スポンジ状のヤスリに指輪をゴシゴシと押し当てて、傷がなくなるまで丁寧に磨き上げて頂きます。

『磨き上げた指輪に輝きが！』

一生懸命進める横で、そんな旦那様の頑張る姿を沢山写真や動画に収める奥様。お相手がなにかものづくりに真剣に打ち込む姿を見ることができるのも、手作り体験の特権かもしれませんね。この日に沢山カメラに収めたお写真や動画、是非ご自宅へ帰られたあと、また何年後かに改めてお二人で見て頂けたらなと思います。「こんな風に作ったんだよね」「ここが大変そうだったけど、頑張っていたよね」と二人で歩んだ思い出を振り返ることが出来る、大切な記録になるはずです。

そしていよいよお二人の指輪の完成までも、あと少し。

外側を綺麗に磨き上げ、指輪の内側を仕上げて頂きます。

最後は専用の機械を使いながら、指輪の内側を磨き上げていくと…指輪にキラリと輝きが！指輪の変化に旦那様も思わず笑みが。