唯一無二の模様を重ねた手作り結婚指輪
『世界にたったひとつしかない結婚指輪を』
今回ご紹介するのは結婚指輪手作りコースをご選択いただいたお二人。maroiではご制作前にまずはお二人のご希望やイメージをヒアリングし、指輪のサンプルを実際にご覧いただくところから始めていきます。
5種類ある素材の中から、今回プラチナをお選びになったお二人。上品で落ち着きのあるシルバーカラーは男女問わず人気の素材でもあります。また変質や変色などを起こしにくい安定した性質も、生涯共にする結婚指輪にもぴったりと言えるでしょう。
『ドキドキの指輪作りがスタート』
手作りコースは棒の状態の材料を、ガスバーナーで熱するところから始まります。プラチナの融点はとても高く、真っ赤になるまで熱しても溶けることはありません。各金属の特性の違いなど、専門的な知識や作業に触れることができるのも手作りならでは。
ガスバーナーでの焼きなまし（金属を柔らかくするための作業のこと）や溶接もお客様自身にやっていただくのですが、初めはうまくできるかな？と心配されたり緊張されている方が多いこの作業。しっかり横で職人がサポートしながら作業を進めていきますので、不安な方も安心していらしてくださいね。
『ひとつひとつの作業を積み重ねて』
ヤットコという挟む工具で材料を挟んで大まかな輪っかの形に曲げていきます。
金属の加工というと機械で作業するようなイメージを持たれる方も多いのですが、実際には機械で曲げるわけではなく全て手作業でやっていきます！指輪がどんな工程で作られていくのか、また普段なかなかお目にかかることのない道具が沢山見られるワクワク感も手作りコースの魅力の一つです。
『形が変化していく面白さ』
バーナーワークを終えた後は、指輪を叩いて形を整えていく作業に取り掛かっていただきます。ハンマーでトントンカンカンと指輪を叩く工程を経て、段々と指輪らしい綺麗な丸の形へと姿を変えていきます。1本の棒だった金属がここまで綺麗に丸くなり、お二人の嬉しそうな笑顔がマスク越しからもしっかり伝わってきますね！
『それぞれのこだわりを指輪に込めて』
こうして綺麗な丸になった指輪の表面に、今度は槌目模様を打ち込んでいきます。それぞれハンマーの叩く強さや、ハンマーの当たる角度によっても模様の出方や雰囲気は全く異なって来るのがこの作業の面白いところ。
お二人が選んだ甲丸ベースは優しい丸みを帯びたデザインの指輪ですが、模様が打ち込まれることによってより個性が際立ったキラキラとした質感の指輪に。
『着け心地の良さも大切に』
指に触れる部分となる、指輪の内側にもしっかりと磨きをかけて。長くお二人に寄り添う大切な指輪だからこそ、maroiでは指輪の着け心地にまでこだわって制作のサポートをしていきます。
真剣な眼差しで工具を使いこなすお二人の姿は、まさしく職人そのもの。完成まであともうひと頑張りです。
『こだわりの詰まった指輪を身につけて』
お疲れ様でした。お二人が作る、世界に一つだけの結婚指輪の完成です！
丸みのある柔らかな形の中に、きらりと輝く槌目模様が良いアクセントになっています。指輪の表面仕上げの種類も様々ですが、今回は槌目模様の煌めきが最大限に引き出される鏡面仕上げでお作りいただきました。
『人生を共に歩む、お二人への贈り物』
結婚指輪をご製作していただいたお二人へ、maroiではオリジナルの似顔絵とドライフラワーブーケをお贈りさせていただいています。ドレスアップした華やかなお二人の似顔絵に、ナチュラルな雰囲気を纏ったブーケをお仕立ていたしました。二人で結婚指輪を手作りした、今日という日の思い出をふと思い返せるようなアイテムになれば嬉しいです。
これから共に歩んでいくお二人にとって、私達maroiがそして結婚指輪がかけがえのない一つとなりますように。
末永くお幸せに。
【制作サポート】
小椋 啓司
【似顔絵・ブーケ制作】
小椋 歩
完成した指輪
