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お客様の声

結婚指輪 ( 手作り )

優美なラインを際立たせた、プラチナの手作り結婚指輪

K様・F様 【千葉】 2024年7月20日

『王道の甲丸デザインに、さりげない個性を加えて』

今回ご紹介するお客様が作られたのは、プラチナの素材のご結婚指輪。

結婚指輪としても大変人気のある甲丸の形を元に、リングトップを一回転拗らせたデザインをセレクトされました。この一捻りが全体の流れを大きく動かすアクセントにもなり、お二人のこだわりが光る結婚指輪となりましたね。

『世界にたった一つだけを求めて』

指輪作りの始まりは、一本の棒の形から。まだまだ完成形が見えない状態ではありますが、数時間後にはピカピカの結婚指輪が出来上がりますよ。

ここからお二人の指輪作りがスタートしていきます!

一番初めに行う作業は、高温の火を当てて金属を柔らかく加工する作業。ガスバーナーを持つお二人の表情からは初めての作業による緊張が伝わってまいりました。お二人のすぐそばで職人が作業の流れや火の距離感など、しっかりとサポートしていきますので安心して作業なさってくださいね。

『二人の思い出をいつでも振り返れるように』

約3時間程度のお時間の中でお二人には様々な指輪作りの工程を体験していただきます。その中には驚きや喜び、ワクワクする場面が沢山散りばめられているはず。そんな一瞬一瞬のお二人の表情や当日の空気感が伝わるよう、撮影時は常に心がけています。

勿論お二人のお手持ちのカメラや携帯電話などでの写真・動画も体験中は撮影可能ですので、当日はぜひ沢山の思い出を記録に残していってください。

わぁ!とキラキラと輝いた目で夢中に作業を進められる奥様と、そんな奥様の横で旦那様のふふ、と穏やかに微笑まれる様子をパチリ。お二人の指輪がどんどん形を変えて完成へと近づいていきます。

『イメージ通りのシルエットへ』

指輪作りの醍醐味ともいえる、ハンマーワーク。木製のハンマーでどんどん指輪を丸い形へ整えていきます。初めは棒との間に大きく隙間が開いていた指輪も、段々と形を変えて指輪らしい綺麗なシルエットへと変化していきましたね。

ここまでくると、ようやく指輪らしい形になるので「指輪っぽくなった!」と少しホッとしたご様子に。一気に指輪の完成形へと近づくこの作業は、体験の中でも一際達成感が得られるのではないでしょうか?

前半は棒の状態からまん丸の指輪になるまで曲げたり叩いたり…どちらかというとパワーを使う作業が盛り沢山でしたね。お二人とも、大変お疲れ様でした。ここからは折り返し地点。いよいよ後半戦です!

『手を動かして生まれる付加価値』

指輪作りの後半戦は指輪全体を綺麗に磨いて、前半の作業でついた傷や汚れを綺麗に落としていく作業となります。まずは指輪の表面をスポンジ状のヤスリに押し当てて、綺麗に磨いていただきました。

シルエットができたここから先は、「どこまで綺麗に磨けるか」というのが非常に重要になっていきます。お二人とも指輪を確認しながら、終始手を抜くことなく一生懸命お互いの指輪を綺麗に磨かれていらっしゃいましたね。

改めて全体の作業を振り返ってみると、後半の磨きはある種の修行のような(!?)小さな積み重ねで指輪を綺麗にコツコツと仕立てていくような工程ともいえますね。こうして一から指輪をお客様と共に作りあげていくことで、改めて1からものを作ることの大変さ、同時にその面白さに我々職人も日々気付かされます。

『どこにも妥協のない仕上がりへ』

最後は専用の機械を使って指輪を丁寧に磨き上げます。お二人の指輪はねじり部分を除き、ピカピカの鏡面ベースの指輪ですので、この作業で一気に指輪を光らせていただきました。手作りでも既製品と変わらぬクオリティを。細部まで妥協せずこだわり抜いたお二人の結婚指輪も、まもなく完成です!

『maroiが贈る、小さな結婚式』

長い時間にわたる作業、大変お疲れ様でした。

お二人のご結婚指輪と共に、maroiオリジナルの似顔絵とフラワーブーケを。後日お受け取りにいらしてくださったお二人と一緒に記念撮影を撮らせていただきました。刻印に石留めを加えた世界に一つだけの結婚指輪が、お二人の手元で美しく煌めきます。


この度は大切なご結婚指輪をmaroiでご制作いただき、ありがとうございました。

お二人で作り上げた大切な結婚指輪が、これからのお二人の人生に彩りを添えてくれるような存在となりますように。いつまでも末長くお幸せにお過ごしください。


【制作サポート】

 小椋 啓司

【似顔絵・ブーケ制作】

 小椋 歩

完成した指輪