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お客様の声

結婚指輪 ( 手作り )

伝統と個性を大切にした手作り結婚指輪

K様ご夫婦 【千葉】 2023年5月8日

永遠の幸せを願う、ミルグレインの装飾

今回お二人がご製作された指輪には「ミルグレイン」という、指輪の縁一周に途切れることなく小さな粒を連続して打ち込む加工を施しています。

見た目も華やかな印象となり、とてもクラシカルな装いになるこの加工ですが、このミルグレインの由来から今回はお話ししてみたいと思います。

そもそもの語源はラテン語で

Mil(ミル)=千

Grain(グレイン)=粒

直訳すると千の粒という言葉になりますが、粒が沢山連なるその様子から「永遠」や「長寿」「子孫繁栄」といった意味合いを持つとされています。

こうした縁起の良い所以を持ったミルグレインは、まさに結婚指輪にもおすすめの加工です。

お二人には今回指輪の表面にハンマーで模様を付けて頂きました。ランダムに刻まれた槌目の模様と規則的に並ぶミルグレイン、対照的な二つが合わさってとても素敵なコントラストになったと思います。

長く寄り添う指輪にホワイトゴールドをセレクト

まずはエプロンを着け「これから頑張って作るぞ!」と意気込みを胸に、記念撮影を♪

ご用意した指輪の材料は、真っ直ぐの棒の状態から。これからたくさんの工程を経て、ピカピカの指輪を目指して頂きます。変化していく過程も、ぜひ写真に収めながらお楽しみください。

そして今回お二人が選んだのは、maroiでも人気の素材であるホワイトゴールド。

ゴールドと聞くと、イエローゴールドやピンクゴールドの名前がまず思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。お店でサンプルをご覧になって初めてホワイトゴールドをお知りになる方も実は結構いらっしゃいます。

プラチナなどの素材と比べるとやや暖色寄りの色味で、こっくりとした深みがあるのが特徴です。

指馴染みもよく柔らかく光るホワイトゴールドの落ち着いた質感は、お二人の温かな雰囲気にとても良くお似合いでしたね。

『色々な工程を楽しみながら』

指輪作り体験では、ガスバーナーで火を使った作業をしたり、ペンチのような道具を持って地金を曲げたり。職人と同じ道具や手順を踏みながらご制作いただきます。

制作の前半は特に複雑な作業が続くので集中力が削がれてしまう方も多いのですが、一つ一つの工程をお二人一緒に笑顔で楽しまれながら作業を進めている様子が、とても印象的でした。

作業の積み重ねが指輪への愛着に

この指輪を叩いて形を整えていく工程。もしかしたら指輪を制作されたお客様の中で最も「一番楽しかった!」と仰ってくださる作業かもしれません。

1本の真っ直ぐだった棒が綺麗な丸へと形が変化していく様子は、思わず喜びが湧き上がる瞬間でもあります。

そうした達成感や喜びを制作を通じて積み重ねていくことで、より愛着ある指輪になっていくのではないでしょうか。

細かな作業こそ丁寧に

指輪が綺麗な丸い形に変わったら、模様をつける前に表面を磨いて整えていきます。

一見地味な作業ではありますが、侮ることなかれ。模様の下地となる表面の傷や汚れを予めきちんと取り除くことでより綺麗な模様が入るため、実はとっても大切な作業になります。

お二人とも最後まで手を抜くことなく、ピカピカになるまで磨いて下さりました!

世界に一つだけの指輪へ

そして指輪のデザインの肝とも言える、模様付けの作業へと。

少し丸みのある形のハンマーを使い、丁寧に一つずつ模様を打ち込んでいきます。

ハンマーの当たる角度や打ち込む強さによって、全く異なる表情を見せる槌目模様。全く同じものを再現することは難しいこの形は、まさに世界に一つだけのデザインと言えるでしょう。

二人だけの空間で過ごす時間

maroiは完全予約制、1組さまの貸し切りのアトリエ。

お二人だけの空間でゆったりと、お二人らしくいられるように。maroiのこだわりが詰まった店内でどうぞリラックスしてお過ごしくださいませ。

指輪作りはいよいよ最終工程へ。実際に職人も使用する機械を使って指輪をピカピカの指輪へと仕上げていきます。

お二人ともまるで本当の職人の様な手つきで、しっかりと指輪を磨かれていましたね。それぞれ、そんなお互いの新鮮な姿にカメラをパシャリ。

伝統的な装飾と個性の調和

ご制作、大変お疲れ様でした。

お二人が入れた槌目模様とヘアライン仕上げ、そして職人が加えたミルグレインの装飾が見事に調和した、穏やかな佇まいのご結婚指輪が完成いたしました。

指輪と共に。maroiからの贈り物

Maroiでは指輪の手作り体験だけでなく、”ふたりだけの小さな結婚式”というコンセプトのもと、ウェルカムボードとしてもお使い頂ける似顔絵、ドライフラワーブーケのプレゼントをご用意しております。

今回似顔絵は華やかな衣装に身を包んだドレスアップverに。またブーケは似顔絵のドレスカラーに合わせてイエローカラーでお仕立ていたしました。


お二人で作り上げた指輪とmaroiで過ごしたひとときが、お二人にとってかけがえのない一つとなりますように。

この度はご来店誠にありがとうございました。


【制作サポート】

 小椋 啓司

【似顔絵・ブーケ制作】

 小椋 歩

完成した指輪