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お客様の声

結婚指輪 ( 手作り )

アラシのテクスチャーを添えた、二人だけの手作り結婚指輪

M様・K様 【千葉】 2024年8月25日

『温かみを感じるホワイトゴールドの指輪』

今回ご紹介するのは、手作り指輪コースで結婚指輪をご制作されたご夫婦です。

お二人が作られたのはホワイトゴールドの素材をベースにアラシのテクスチャーを加えたデザイン。ホワイトゴールドは、プラチナの色味と比べると少しゴールドの暖かさを加えたような、柔らかく落ち着いた風合いが特徴の金属です。

今回はお互いの材料を交換して、相手の指輪を作られることにしたお二人。ドキドキの結婚指輪作りのスタートです!

『伝統的な鍛造製法を用いて』

指輪作りと一言で言っても色々な制作方法がありますが、maroiの手作り指輪コースでは主に「鍛造」という製法を用いて指輪を制作していきます。火を当てて材料の組織をほぐしたのち、ハンマーで叩いて材料を硬く締めていくこの作り方は文字通り、金属を”鍛えて”指輪を”造る”と言えますね。鍛造製法で作った指輪は非常に強度があるのが特徴で、長く身につける結婚指輪にはぴったりの作り方です。

『全ての体験が、大切な思い出の一つに』

先ほど火で材料を温めていた時は真っ直ぐな棒の状態でしたので、ここからは指輪の丸に近い、輪っかの形を目指して工具を使いながら曲げていただきます。

完成した指輪はお店などで目にする機会も多いと思いますが、実際にどうやって作られているのかというのはあまりよく知らない方がほとんどではないでしょうか。指輪が出来上がる前の一つ一つの工程を間近で見たり、実際に体験することができるのは手作りならでは。ものづくりに真剣に打ち込むお相手の表情も、中々普段目にすることのない貴重な姿かもしれませんね。

『美しい指輪の形を目指して!』

棒の端同士を溶接してくっつけると輪っかが完成するのですが、溶接したばかりの状態は、まだまだいびつで指輪らしい形ではありません。

ここからは芯金(しんがね)と呼ばれる金属の棒に輪っかをはめて、木槌でどんどん叩いて綺麗な丸い指輪の形を作っていきます。

『一つ一つの模様に込めた思い』

いよいよお二人の指輪のデザインの肝とも言える「アラシ」のテクスチャーを、入れていきましょう!

職人から工程の流れや注意事項など説明を聞き、ドキドキの模様付けです…!お二人ともはじめはおそるおそる金槌を「コン、コン…」と振られていましたが、しっかりとテクスチャーが入ってくのが確認できると、段々と自信を持って模様づけに没頭されていらっしゃいましたね。

同じ道具を使っても全く同じ模様にはならないのが、ハンマーテクスチャーを加えた指輪の魅力です。「大切なパートナーが打った、世界にたった一つの模様」が入った結婚指輪は、既製品には代え難い特別な価値を持っているのではないでしょうか。

『見えないところまで完璧な仕上がりに』

模様付けが終わると、指輪作り体験ももうすぐ終わりが見えてきます。

お二人が作業しているのは指輪の内側を磨く作業。小さな先端工具を指輪の内側に当ててしっかりと磨いていきます。真剣な表情で一生懸命作業する姿を、お互いにそっと優しい眼差しで見守られていましたね。

『最後の総仕上げです!』

最後は指輪全体を綺麗に光らせて完成となります。気を抜くと指輪が研磨機に引っ張られてしまったりすることで上手く磨けなくなってしまうこの作業。完成間際まで集中力が求められますが、お二人とも指輪をよく見て、しっかりと作業されていらっしゃいました。完成まで、あと少しです!

『穏やかに輝く、お二人の結婚指輪の完成です』

お互いのために一生懸命作られた指輪の完成です。お二人とも、大変お疲れ様でした!

鏡面とはまた違うさりげない輝きと、何周も折重ねるように丁寧に打ち込んだアラシのテクスチャーが刻まれた、素敵な結婚指輪になりましたね。完成したばかりの結婚指輪を身につけて、記念撮影を。互いの手にしっくりとよく馴染み、お二人の柔らかくふんわりとした雰囲気にとてもよくお似合いでした。

『二人の新たな日々を彩るアイテムに』

結婚指輪をお作りいただいたお二人へ、maroiではオリジナルの似顔絵とドライフラワーブーケをお贈りしております。完成した指輪とお二人の柔らかい雰囲気に合うように、ナチュラルでありながらも温かみを意識したカラーリングでおまとめしました。


お二人にとって、maroiで過ごした時間がかけがえのない思い出の一つとなりますように。

この度はご来店いただきありがとうございました。いつまでも末長く、お幸せに。


【制作サポート】

 小椋 啓司

【似顔絵・ブーケ制作】

 小椋 歩

完成した指輪