maroiで作る、手作り婚約指輪のデザインとは?
一生に一度だからこそ慎重に選びたい婚約指輪(エンゲージリング)。結婚情報誌や結婚情報サイト、SNSなどで価格や素材、ブランドなど多くの事を調べると思います。その中でも、重視したい一つがデザインですよね。今回は手作りできる婚約指輪のデザインに着目して、ご紹介していきます!
そもそも婚約指輪ってなに?
婚約指輪(エンゲージリング)は、『婚約した証』とした指輪です。基本的には男性から女性に贈ります。古くは古代ローマ時代まで遡るほど、深い歴史があります。
婚約指輪は”婚約期間のみに着ける指輪”と思っている方も多いのではないでしょうか。実際にはそのような決まりはなく、結婚後でも婚約指輪を着用することに何の問題もありません。デザインによっては結婚指輪と重ね付けして楽しむこともできます。多くの婚約指輪ではダイヤモンドが留められた華やかなデザインが多いため、一般的な結婚指輪と比べると高額なものがほとんどです。
また婚約指輪のイメージとして、”男性が立膝をついて指輪のケースを開き、『結婚してください!』とプロポーズする”そんなサプライズ的なイメージが強いのではないでしょうか。ただ高額なものだからこそ、男性一人で決めるのではなく、女性の好みにあったデザインやサイズの婚約指輪をカップルふたりで選ぶことも増えてきています。
婚約指輪の相場はどれくらい?
ゼクシィ結婚トレンド調査2021【首都圏版】によると婚約指輪にかけた金額で一番多いのが30~40万円未満で23.6%、次に20~30万円未満で19.3%、平均で386,000円という結果でした。
一昔前までは『給料の3ヶ月分』なんて言われていましたが、今では1ヶ月分の給料程度が相場になっています。ただカップルそれぞれの予算に合わせた婚約指輪を選ぶのが大切ですね。
maroiで作る、手作り婚約指輪の相場は一般的なものと比べると安く15~20万円が平均となります。ただし、選択する内容よって金額は変動いたします。特にダイヤモンドのカラット数などグレードによって大きく変わります。
どうやって婚約指輪を手作りするの?
手作りで指輪を作る製法には主に二つあります。鍛造(たんぞう)製法と鋳造(ちゅうぞう)製法です。
今回、maroiが提案する製法は鍛造製法になります。鍛造製法とは伝統的な製法のひとつで、金属の塊を金槌で叩いたり、ローラーで伸ばしたりして棒状に加工します。棒状の材料を曲げ、接した部分を溶接し、叩いて形を整えて指輪の形にしていきます。その後はヤスリで削り、磨いていくと完成になります。ここまでの作業をお客様に手作りしていただきます。その後、職人によってダイヤモンドを留めるための石枠を指輪に溶接し、ダイヤモンドを留めて完成になります。
指輪作りのほぼすべての工程を体感できる鍛造製法で作るからこそ、既製品の婚約指輪を購入するよりも想い入れのある指輪になるかもしれませんね。
基本的なデザイン
婚約指輪にはさまざまなデザインがありますが、代表的なものでは『ソリティア』というデザインがあります。そのフォルムは、リングの中央にダイヤモンドが一粒留められたデザインです。ちなみにフランス語では『ソリテール』と呼びます。ダイヤモンドを留める石枠には様々な種類があります。特に爪があるものを”立て爪”とも呼びますが、ソリティアのデザインでは爪でダイヤモンドを留められたものが多いことから、”ソリティア=立て爪”とされることも多いです。基本的にはシンプルなデザインのソリティアを手作りすることができます。素材やダイヤモンドを留める石枠、仕上げ方法を組わせることでバリエーションは豊富です。組み合わせによって見た目の印象も大きく変わるので好みの指輪を選択することできます。
手作り婚約指輪の進め方
【素材を決める】
手作りができる工房によって、取り扱っている素材の種類は様々です。maroiでは5つの素材から選択いただけます。
ゼクシィ結婚トレンド調査2021では8割以上の方がプラチナを選んでいます。
maroiでもプラチナが一番多選ばれますが、プラチナが6割、ゴールドが4割となっています。結婚指輪・婚約指輪=プラチナとイメージされる方が多いと思いますが、特に決まりがないものなのでお好みのカラーを選択ください。
【アームのデザイン、幅を決める】
手作りの婚約指輪でできるアームの形状は基本的にはストレートになります。正面から見た形が真っ直ぐなラインで定番の形です。全体が同じ太さ・幅のアームもあれば、中央のダイヤに向かって絞られたデザインにすることもできます。
幅は1.5~2.5mmから選ぶ方が多くなります。お留めするタイヤモンドのカラット数に合わせて、バランスのより幅を選択することをお勧めいたします。
デザインは丸みのあるフォルムの甲丸、表面がフラットな平打ち、表面に模様を打ち込むハンマーテクスチャーがあります。その他仕上げ方にも鏡面仕上げやマット仕上げなど各種選択することができます。
【石枠を決める】
指輪の素材と同様に5つの素材から選択することができます。アームと同じ素材にして統一感があるデザイン、アームと別カラーを選択して個性的なコンビネーションリングにすることもできます。
また石枠には爪の本数が異なるデザインを各種ご用意しています。それにより見た目の印象も大きく変わります。
・4本爪
爪の本数が少ないのでシンプルな雰囲気になります。また爪の本数が少ないことでダイヤモンドを隠してしまう部分が少なく、ダイヤモンド自体を引き立たせてくれます。その他、爪の向きを四角(▢)する以外に、90度回転させて十字(◇)すればモダンな印象になります。
・6本爪
6本爪はソリティアデザインの婚約指輪の中でもっともスタンダードな留め方です。 丸いダイヤモンドと全体のバランス良く、クラシカルな雰囲気にもなります。
・8本爪
爪の本数が増えることにより繊細かつ、よりクラシカル感がでてきます。雑なつくりの8本爪の場合、美しさに欠けるため職人の技量が問われます。
・覆輪(フクリン)
ダイヤモンドを満遍なく全周を覆うように留めたデザインです。立て爪のような爪が無く、指輪の着用時に衣服への引っ掛かりも無いため日常使いしやすい指輪になります。他にも覆輪留めの縁にミルグレインを施すことでアンティーク感のあるシルエットにすることもできます。
【ダイヤモンドを決める】
手作り婚約指輪の金額で多くを占めるのがダイヤモンドになります。ダイヤモンドには4Cと呼ばれる評価基準によって、金額が左右されます。
ゼクシィ結婚トレンド調査2021によると0.2~0.3ct未満が29.5%、次に0.3~0.4ct未満が28.3%という結果です。ここ最近では細身のデザインに合わせて、0.2ct台のダイヤモンドが好まれる傾向があります。
一昔前はダイヤモンドの大きさのみに着目されていましたが、今はデザインも含めてダイヤモンドを選ぶのが主流となっています。
その他、指輪の内側へメッセージを刻印するなどして、世界にひとつだけの手作り婚約指輪が完成します。
手作り婚約指輪は既製品など一般的なものよりは安くできます。シンプルなデザインを好まれる方には選択肢の一つになるかもしれません。またシンプルなデザインの中にも素材や石枠、形状などを組み合わせることでお気に入りのひとつを制作することができます。カップルふたりでお好みのデザインを決めて、男性が制作するのを女性が見守るのも素敵なサプライズかもしれませんね。金額やデザインだけではなく、ふたりにとって一生の思い出も与えてくれます。
【書いた人】
クラフトマン 小椋
maroi マロイ |結婚指輪・婚約指輪の手作り・オーダーメイド
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