オーダーメイド結婚指輪の魅力や注意点、気になる相場までを徹底解説
結婚指輪をオーダーメイドするかどうかお悩みではありませんか。
一生に一度の結婚指輪だからこそ、自分たちだけのデザインをプロにお任せしたいものです。
一方でデザインの自由度が高く、プロに1点ものをオーダーするため悩む時間やコストがかかることがネックになりかねません。
今回は、オーダーメイド結婚指輪の魅力と同時に知っておきたい注意点を解説します。
気になる相場や満足いくオーダーメイド結婚指輪にするためのポイントもご紹介!
オーダーメイド結婚指輪ならではの贅沢を存分に味わいましょう。
1.二人でデザインする贅沢を|オーダーメイド結婚指輪
オーダーメイド結婚指輪とは、プロのデザインに好みの形や雰囲気を要望しながら理想のデザインに仕上げることです。
お二人の好みが違っても同じデザインにする必要がないため、それぞれの好みに合わせられます。
そのため、お互いに満足のいく結婚指輪が出来上がるでしょう。
オーダーメイドには、大きくフルオーダーとセミオーダーの2つの種類があります。
フルオーダー | 真っ白な状態からデザインを作り上げるオーダー方法。 素材からアームの形、宝石の種類まで、すべてを指定することが可能です。 |
セミオーダー | 既成デザインをベースに、変更可能部分のみデザインを指定するオーダー方法。 素材や加工の一部を決められた選択肢のなかからデザインを指定することが可能です。 |
世界に1つだけのこだわりの指輪に仕上げたいならフルオーダー、できるだけ自分の気に入った指輪を身に着けたいならセミオーダーがおすすめです。
2.オーダーメイド結婚指輪指が人気の理由
「既製品を見ても似たようなものばかり」「しっくりくるデザインが見つからない」と悩んでいるカップルはオーダーメイドの結婚指輪を選ぶケースが増えています。
オーダーメイド結婚指輪が人気な理由は、主に2つあります。
- 完全にオリジナルの結婚指輪を手にできる
- こだわりのデザインに仕上げられる
順番に確認していきましょう。
◆完全にオリジナルの結婚指輪を手にできる
オーダーメイド最大の魅力は、完全にオリジナルの結婚指輪を手にできることです。
愛する人との誓いをカタチに表した結婚指輪だけは、他の人と同じ物を身に着けたくないと考える人もいるでしょう。
デザインに悩んだり話し合ったりする時間も新婚時代の思い出となるはずです。
お二人の思い出や好みを結婚指輪に表現することで、より特別感のある結婚指輪を手に入れられます。
◆こだわりのデザインに仕上げられる
こだわりのデザインに仕上げられるのもオーダーメイドが人気である理由の1つです。
アームの素材、幅、装飾、宝石の種類・グレードなど、気になる部分を自分好みにできます。
「既製品を見に行ったけどピッタリのものが見つからなかった」というカップルでも満足のいく結婚指輪を作れるでしょう。
ご夫婦で好みが違ってもオーダーメイドならテイストの違う2つを作りつつも、リンクデザインでさりげない絆を感じさせることもできます。
洗練された結婚指輪を求めるのであれば、オーダーメイド結婚指輪がおすすめです。
3.オーダーメイド結婚指輪指のデメリット
オーダーメイド結婚指輪は魅力たっぷりのように感じますが、デメリットもあります。
オーダーをしてから後悔しないように、事前にデメリットを確認しておきましょう。
オーダーメイド結婚指輪のデメリットは、以下の3つです。
- 制作期間が長い
- デザイン決めが難しい
- 料金が不明瞭になりやすい
デメリットを理解したうえで対策すれば、満足のいくオーダーメイド結婚指輪を手に入れられるでしょう。
◆制作期間が長い
既製品と比べると、制作期間が長いことに留意しなければなりません。
オーダーするブランドによっても異なりますが、フルオーダーで注文すると1〜2ヶ月程度かかります。
デザインの打ち合わせを重ね、さらにサンプル品を確認しに行かなければならず、手間もかかってしまうでしょう。
そのため、前撮りや入籍を目前に控えている場合、制作期間が十分でない可能性があります。
必要な日から逆算し、余裕を持ってオーダーしましょう。
◆デザイン決めが難しい
自由度が高い分、デザイン決めが難しいと感じるカップルもいます。
世界で1つだけの結婚指輪を作るわけですから、「こだわった作りたい」と考えることは当然です。
しかし、あまりにも「他の人と被らない」ことにこだわりすぎると、迷走してしまうかもしれません。
デザイナーからの提案や既製品のデザインを参考にしながら、自分たちらしさを取り入れることをおすすめします。
◆料金が不明瞭になりやすい
デザインが決まらなければ必要な素材や加工内容が決まらないため、費用が不明瞭になりやすいです。
デザインが決まった時点で概算の見積もりが出て、受け取るときに実際にかかった費用を請求されます。
使う素材の量や装飾の加工が多ければ多いほど料金は高くなり、あれもこれもとオプションを付けると高額になりやすいため注意しなければなりません。
4.結婚指輪をオーダーメイドしたときの相場
結婚指輪をオーダーメイドすると高くなりそうというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
実際の結婚指輪の相場を注文方法ごとに確認してみましょう。
フルオーダー | 28.7万円 |
セミオーダー | 25.4万円 |
既製品 | 28.0万円 |
たしかにフルオーダーしたときの相場が一番高いですが、既製品と比べて7,000円しか変わりません。
もちろん、宝石をふんだんに使ったり装飾加工をオーダーすると値段は高くなります。
しかし、結婚指輪はシンプルなデザインを求めるカップルが多いため、既製品と大差ない値段に落ち着くことが一般的です。
あまり値段のことは心配しすぎず、あらかじめ予算を決めたうえでデザインの相談に行くと予想外の値段になることはないでしょう。
◆オーダーメイド結婚指輪の値段の決まり方
オーダーメイド結婚指輪の値段は、以下の3つの要素で決まります。
- 素材費
- 基本加工費
- デザイン加工費
基本加工費はオーダーメイドするときの一律価格で、工房によって変動します。
つまり、素材費とデザイン加工費によって大きく値段が左右されることになります。
素材費 | プラチナ・ゴールドなどのアーム部分の金属素材やセッティングする宝石の時価。サイズが大きく、厚みを厚く、幅を太くすると金属素材の価格は上がります。宝石は、石の種類やグレード、大きさによって価格が変動します。 |
デザイン加工費 | 表面加工、刻印、彫刻、石留めなど、指定のデザインのために必要な加工にかかる費用。内容によって詳細な価格が設定されています。 |
もし、オーダーメイドで理想のデザインにすると高いと感じるのであれば、セミオーダーを検討するのもよいでしょう。
似たようなデザインでもセミオーダーの方が比較的安い価格で作れるため、比べてみることをおすすめします。
予算とデザインを擦り合わせながら素敵な結婚指輪を作りましょう。
5.オーダーメイド結婚指輪を作る4つのステップ
「オーダーメイド結婚指輪が欲しい!」と思ったのなら、ぜひオーダーメイド結婚指輪を作る流れを予習しておきましょう。
オーダーメイド結婚指輪を作るには、以下の4つのステップを踏みます。
- 工房を選ぶ
- デザインの打ち合わせ
- デザインの確認
- 結婚指輪の受け取り
スムーズにオーダーできるよう、事前に確認しておきましょう。
◆工房を選ぶ
まずは、結婚指輪をオーダーメイドできる工房を選びましょう。
インターネットで「結婚指輪 オーダーメイド 地域名」と検索したり、結婚情報誌を参考にしたりしながらピックアップしていきます。
工房によってデザインの雰囲気やセンスが異なるため、実際の作品や販売されている既製品を見ることをおすすめします。
気になる工房があれば、納期を確認したうえで予約をしましょう。
◆デザインの打ち合わせ
予約をしたら、さっそくデザインの打ち合わせです。
打ち合わせまでにデザインのイメージが固まればいいですが、初めてだと悩むことも多いと思います。
最低限、以下のことだけお二人で話し合っておきましょう。
- 二人で全く同じデザインにしたいか・それぞれの好みに合わせるか
- どのような雰囲気に仕上げたいか
- どのような場面で身に着けるか
さらに、使いたい素材や作りたい指輪のイメージがあるのであれば伝えられるように準備しておくとスムーズです。
希望のデザインに仕上がるようにしっかりと要望を伝えましょう。
◆デザインの確認
要望を伝えると、デザイナーがデザイン画を作成してくれます。
指輪の作成に入るまえに仕上がりのイメージを細かく確認しておきましょう。
変更して欲しいポイントがあれば伝え、気になることや不安なことも解消しておくべきです。
制作期間に入るとデザインのやり直しができないため、納得のいくデザインになるまで話し合いを続けましょう。
納得のいくデザインができあがったら、制作期間に入ります。
◆結婚指輪の受け取り
最後に指輪の仕上がりを確認し、結婚指輪を受け取ります。
デザインが決定してから受け取りまでの期間は、1ヶ月〜2ヶ月程度です。
工房によっては、完成までにサンプルの指輪を作ってくれることもあります。
入念にチェックしたい場合はサンプルを作ってもらうことで完成のイメージが湧きやすくなります。
余裕を持って注文をし、必要な日までに手元に届くようオーダーしましょう。
6.満足いくオーダーメイド結婚指輪にするためのポイント
一生にひとつしか作らない結婚指輪だからこそ「絶対に失敗したくない」と誰しも思うはずです。
せっかく時間とお金をかけて出来上がったものを長く愛用できなかったらがっかりしますよね。
そこで、満足いくオーダーメイド結婚指輪にするためのポイントを3つ確認しましょう。
- 「おしゃれ」にこだわりすぎない
- アフターフォロー内容を確認する
- 事前に予算を決めておく
3つのポイントを押さえ、何年経っても「オーダーメイドで作ってよかった」と思える結婚指輪を作りましょう。
◆「おしゃれ」にこだわりすぎない
オーダーメイドするときは、おしゃれにこだわりすぎないようにしましょう。
おしゃれすぎると日常使いしづらくなるかもしれません。
「おしゃれ」の概念は人によって違いますが、結婚指輪はおしゃれをしてお出かけする日だけに身につけるものではなく、仕事や家事、育児をするときにも身に着けるものであることを覚えておくべきです。
せっかく好きなようにオーダーできるからといってあれもこれも詰め込むと、非日常的なデザインに仕上がりやすいです。
- 手持ちのファッションアイテムに合うデザイン
- TPOを選ばないデザイン
- 50代・60代と年を重ねた手にも似合うデザイン
- 毎日身に着けても飽きないデザイン
以上のことを配慮し、長く愛せるデザインに決めましょう。
◆アフターフォロー内容を確認する
アフターフォロー内容を確認してオーダーする工房を決めましょう。
いままでジュエリーやアクセサリーを購入するときにアフターフォローを気にしなかったという人は多いと思います。
しかし、結婚指輪は生涯を通して身に着けることになるため、壊れたりサイズが変わったりする恐れがあります。
オーダーした工房で修理や磨き直しをしてもらえなければ、1からジュエリーの修理屋さんを探さなければなりません。
最低限以下のアフターフォローがあることを確認しましょう。
- クリーニング
- 磨き直し
- サイズ変更
- 石留め修理
- ゆがみ直し
工房によって有料・無料があるため、事前に確認しておくと安心です。
◆事前に予算を決めておく
事前に予算を決めてからデザイン決めの打ち合わせに行きましょう。
お二人のなかで結婚指輪に対する価値観の擦り合わせができるからです。
もし、予算を決めずにいきなりデザイン決めに行ってしまうと、打ち合わせのなかで矛盾が生まれるかもしれません。
たとえば、女性は一生にひとつのものだからお金をかけて宝石もたくさん付けたいのに、男性はできる限り予算を押さえたシンプルなものにして新婚生活にお金をかけたいと考えているといったケースはよくあります。
どちらの考え方も間違っていないため、結婚式や前撮り、新婚生活などにかかる費用も踏まえて結婚指輪の予算を考えましょう。
事前に予算を伝えておけば「ダイヤモンドの代わりに誕生石にすると予算を抑えられます」といったデザインとの擦り合わせも可能です。
スムーズに打ち合わせを進めるためにも、ざっくりとした予算をお二人で話し合っておきましょう。
まとめ
結婚指輪をオーダーメイドするとお二人だけの特別なジュエリーが出来上がります。
プロのデザイナーや職人と打ち合わせをしたりサンプルを作成してもらったりする時間は、とても贅沢なものです。
一生にひとつのジュエリーだからこそ、自分のこだわりを詰め込みたいと考えるのであればオーダーメイドを選択しましょう。
長く愛用できる一点ものを薬指にはめて、お二人の結婚生活に彩りを添えましょう。