結婚指輪でプラチナがなぜ選ばれるの?
結婚指輪や婚約指輪と言われ思い浮かべる素材はなんですか?おそらくプラチナと答える人が大半かと思います。そんな結婚指輪や婚約指輪で使われる素材の代表格であるプラチナは、なぜ選ばれるのでしょうか。今回はプラチナという素材が持つ魅力について、ご紹介していきます。
どれくらいプラチナの結婚指輪が選ばれているの?
最新の調査では以下のような割合になっています。
プラチナ | 82.4% |
ゴールド | 9.1% |
コンビ | 5.6% |
その他 | 2.8% |
無回答 | 0.2% |
プラチナ | 79.3% |
ゴールド | 11.6% |
コンビ | 6.5% |
その他 | 2.3% |
無回答 | 0.3% |
数値からもわかるように男女とも結婚指輪にプラチナを選ぶ方が、約8割になります。イメージ通り、日本では圧倒的に結婚指輪に使われている素材です。なぜここまでプラチナが選ばれるのか気になりますよね。
そもそもプラチナってなに?
プラチナは白金とも呼び、化学式でPtとなる金属です。レアメタルの中でも特に希少な貴金属です。主な産出国は南アフリカが75%、ロシアが15%を占めており、この2か国で約9割を占めています。
化学的に安定した金属であり、融点や耐久性、希少性も高いなどの特徴があります。そのため用途として、触媒など工業用に使用されたり、ハードディスクなど産業用使用されることが約6割以上を占めています。意外かもしれませんが、宝飾品として使用されているプラチナの割合は少ないんです。日本では宝飾品のイメージが強いかもしれませんが、世界的にみれば扱いが異なってきます。
またプラチナの歴史は古く、紀元前700年頃のエジプトですでに扱われていたそうです。10世紀頃には高度な精錬技術があり、純度80%以上の装身具としても利用されていたと言われています。ただし 当時の精錬技術ではプラチナを溶かす事は出来ず、大量に捨てられていたそうです。。長い年月もの間その価値が見出されることがなかったプラチナですが、1700年代にコロンビアのピント川で白い金属を発見し「ピント川の小さな銀」と呼ばれ、今のプラチナのように価値が生まれてきました。。
プラチナが選ばれる人気の理由とは
・希少性が高い
先程の説明にもあった通り、簡単には手に入らないレアメタルであること。ゴールドもまた希少性の高い金属ですが、その採掘量の差はゴールドの1/26程度しかなく、抜群に希少性が高い素材です。
・安定した素材
化学的に安定している金属のプラチナは耐酸性や耐アルカリ性に強く、耐熱性にも優れています。見た目として大きな点は変色しないことです。結婚指輪は長く着けるものだからこそ、重要なポイントになります。
・金属アレルギーが起こりにくい
そもそも金属アレルギーはプラチナやゴールドで反応する方は少なく、配合されている別の金属が原因で反応していることが大半です。結婚指輪で多く使われるプラチナはPt900やPt950があります。Pt900は90%がプラチナ、残りが別の金属が配合された合金を意味します。同様にPt950は95%がプラチナ、別金属5%の合金になります。純度が高いプラチナが扱われること、配合されている金属も金属アレルギーが起こりにくい素材であることでアレルギー反応を起こす方が少なくなります。
・着けやすさ
白く、シャープなの輝きを放つ素材は上品で落ち着いた雰囲気があります。どんな服装や場面でも着用しやすいです。また男性としては時計やスーツにも相性がいい点た選ばれる理由になります。
結婚指輪にプラチナが選ばれる理由は、素材としての魅力や長く着用していくためのメリットなど、バランスの良い素材だからと言えるかもしれませんね。それでもプラチナだけではなく、お二人が納得した素材を選ぶことが一番ではないでしょうか。
これからのお二人と共にする指輪だからこそ、お気に入りの素材を検討してみてください。
【書いた人】
クラフトマン 小椋
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