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2022年5月8日

手作り結婚指輪はなぜ安いの?その相場と品質は

【指輪について】 結婚指輪 

ひとつに結婚指輪と言っても購入方法にはいくつかの種類があります。既製品やオーダーメイド、セミオーダーにそして手作り。ここ最近ではまずは金額から今回は手作り結婚指輪の相場についてご紹介していきます。

結婚指輪の既製品やオーダーメイド、手作りの違いは何?

結婚指輪の種類についてご説明していきます。

【既製品】

すでにデザインされた完成品で、いろいろな種類のデザインを見比べながら気に入った指輪を探します。ただ完成品といっても、サイズが合うものを取り寄せたり、仕上げや刻印、石の追加などによって1カ月ほど時間がかかる場合もあります。

実際に試着し、着け心地を確認できる点や憧れのブランドのデザインを手に入れることできる点がメリットになります。

60.2%のカップルが既製品の結婚指輪を購入しており、もっとも多くなります。

【フルオーダーメイド】

デザイナーがお二人の希望をヒアリングして一からデザインを描き起こします。それをもとに原型制作や修正を行い、お二人だけの指輪を制作していきます。他のカップルとデザインが被ることがない、オリジナルの結婚指輪を作ることができます。

世界に一つの結婚指輪ができる点や自分の好みが反映しやすい点がメリットになります。ただし、デザインから完成までには約2~3ヵ月程度かかります。結婚指輪の中では一番時間と費用がかかります。

8.6%のカップルがフルオーダーメイドを選んでいます。

【セミオーダーメイド】

石や装飾、素材など、様々なパターンから組み合わせます。ベースのデザインは決まっている中で、組み合わせによって、他と被りにくい結婚指輪が制作できます。完成まで1ヵ月~1ヵ月半くらいの期間がかかることが多いです。

既製品よりも拘りのある指輪が作れる点がメリットになります。

23%のカップルがセミオーダーを選んでいます。

【手作り】

職人の指導のもと、お二人によって結婚指輪を制作します。基本的にはベースとなるシンプルなデザインの中から希望のデザインを選択して作ります。素材や形状、幅などを選択し、ご自身にぴったりの結婚指輪にしていきます。

世界に一つの指輪ができる点、作る過程も二人の思い出になる点、リーズナブルな価格である点がメリットになります。

5.9%のカップルが手作りを選んでいます。

既製品60.2%
フルオーダーメイド8.6%
セミオーダーメイド23%
手作り5.9%

参照元:≪ゼクシィ結婚トレンド調査2021(首都圏版)≫

結婚指輪の相場はいくらなの?

そもそも結婚指輪の相場はいくらなんでしょうか。

結婚情報誌ゼクシィの結婚トレンド調査2021(首都圏版)によれば、一般的な結婚指輪の相場が平均で270,000円となっています。20~25万円未満が一番多く27.1%を占めており、次に25~30万円未満が18.1%、30~35万円未満が14.7%と続いていきます。

20万円を区切りで見ていくと、20万円以上が79.1%となり、20万円未満が20.7%となっています。

また結婚指輪の種類で見ていくと、既製品が平均281,000円、フルオーダーメイドが平均307,000円、セミオーダーメイドが平均262,000円となっています。

最新の情報でもフルオーダーメイドはやや割高であることがうかがえます。

この調査結果を見て、高く感じるも安く感じるも人それぞれかと思います。

手作り結婚指輪の相場は一番安い!

ここで手作り結婚指輪の相場はいくらなのか。平均132,000円となっています。既製品やオーダーメイドと比べると130,000~175,000円と大きく差があり、驚きの価格差となります。

maroiの結婚指輪の平均価格は約160,000円と一般的な手作りができる工房よりは少し割高になります。その理由としては、細すぎる華奢な指輪を積極的には提案していない点と様々なオプションをご用意している点があります。金額の内訳として差が出てくるのが材料費とオプション加工費になります。材料費は指輪の完成重量から算出するため指輪の幅や号数、指輪の形状によって変動致します。ここ最近では地金の高騰もあり、細身で華奢な指輪が主流になりつつありますが、maroiでは永く愛用頂くものだからこそ、しっかりと耐久性のある指輪を提案しています。そのため、他の手作り工房よりも材料費が高くなることがあるかもしれません。また、様々なオプション加工をご用意していることから、ほとんどのお客様が何かしらのオプションをご希望されるため、平均的な手作り工房よりは少し割高になっているかもしれません。それでも既製品やオーダーメイドと比べると約100,000~150,000円と大きな価格差には変わりはないですね。

maroiの参考価格はこちら

なぜ手作り結婚指輪は、こんなにもリーズナブルなのか?

【制作するのはカップルご自身】

既製品の結婚指輪の場合、デザイナーや職人、販売員など多くの人が関わって、お客様の手元に指輪が届きます。手作りの場合は販売員はいらず、制作はカップルお二人。少人数で対応できることで人件費を抑えることが出来ます。

【広告費が抑えられる】

特にハイブランドでは多くの広告費を投じて商品をPRしていきます。もちろんブランディングためでもありますが、その莫大な広告費が指輪の価格にも含まれています。

手作り結婚指輪の場合、広告を全く打たないわけではありませんが、その広告費の割合は歴然としています。その分、価格が抑えられていると言えます。

【固定費が抑えられる】

一般的な指輪の販売店であれば、職人が制作する工房と指輪を販売する店舗は分かれています。

手作り結婚指輪の工房であれば、デザイナーや職人、販売場所を一つの工房で集約できるためテナント料を抑えることができます。

【シンプルなデザインが好き】

手作り結婚指輪を検討しているカップルには、ゴージャスで派手なデザインよりもシンプルなデザインを希望する傾向があります。そのため多数のダイヤモンドや装飾などオプション費用がかかりません。

ブランドの価値や指輪の見た目以上に、ふたりで作る過程や思い出を大切にするカップルが多いと思います。

結果的に費用を抑えることができることになります。

安くても品質は大丈夫なの?

どうしても手作り結婚指輪の相場をしると、既製品と比べ品質が落ちるのではないかと考えてしまうかと思います。

結婚指輪で多く使われるプラチナやゴールドの品質には、既製品でも手作りでも全く変わりはありません。多少ブランドや店舗によって、取り扱うプラチナの純度やゴールドカラーには差がありますが、品質には問題がありません。そのため手作りだからと言って、指輪の強度が劣るといったこともないです。

仕上がりはきれいにできるの?と考える方もいるのではないでしょうか。もちろん手作りしていただくのはカップル自身です。ただし、必ず職人がサポートしながら制作を進めていくので指輪が出来上がらないということはありません。職人のサポートのもと、綺麗な仕上がりの指輪を制作いただけます。さらにmaroiでは最終仕上げを職人がおこなうので既製品と変わらないクオリティの仕上がりになります。


今回は手作りと既製品やオーダーメイドを含めた結婚指輪の相場を比較してご紹介しました。
手作りの結婚指輪は品質や強度など既製品に劣ることはなく、一つの店舗に全てが集約されている分、価格を抑えることができます。
手作り結婚指輪には、既製品にはない楽しさや満足感、ふたりで作り上げた思い出も共有することでき、金額には代えられないものがありますね。

手作り結婚指輪を検討されている方は、まず一度工房に相談しお越しくださいませ。

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【書いた人】
クラフトマン 小椋


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